
楽天モバイルのプラン、楽天UN-LIMIT(アンリミット)は、楽天回線エリア内でデータ通信料無制限で使えるという大きな魅力があります。
これだけ聞くと、データ使い放題は魅力的だけど通信品質はどうなのか、不安になる人もいると思います。
わたしもエリア外の田舎で使う予定なので、ちゃんとつながるのか心配でしたが、エリア外(パートナーエリア)で問題なく通信できました。電波も安定している状態です。
今回の記事では、
✔田舎かつエリア外で1年以上使ってみた感想
✔データ通信が遅くなった場合の使用感
✔データ容量が不足したときの対処法
まとめていきたいと思います。
NEW2023年6月~エリア外でもau回線が使い放題になります
※Rakuten最強プランに自動移行
楽天アンリミットは田舎でもつながる?
楽天アンリミットは、田舎(エリア外)でも問題なくつながり、通話も可能でした。
街まで車で20、30分かかるようなところで、周囲は山と田んぼの地方で使っていますが、通信面に不具合は感じなかったです。
デメリットは通信品質
いままで大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)を使っていた人からすれば、「ほんとうにつながるの?」という不安や疑問を感じると思います。
たしかに楽天モバイルは大手キャリアのような高品質な通信でありません。山奥すぎる場所だと少し途切れたりしました。
楽天モバイルの無制限で使える地域は拡大中で、2022年4月には人口カバー率96%を達成しています。
このおかげで、田舎の山間部でも楽天回線が使えるエリアが広がりました。
詳しくは楽天モバイルの対応エリアを確認してみるとよいです。

パートナーエリアは薄ピンクの場所です。
わたしの住んでいる場所はちょうど薄ピンクでしたが、数km先にはエリア内なのであともう少しというところですね。
「楽天回線エリア外」の地域は、パートナー回線エリア(au回線)として月5GBまで高速通信で使えます。
メモ
楽天回線エリア外=パートナー(au)回線を高速で5GBまで
エリア外で5GB以上使ったらどうなるのかというと、速度制限がかかって1Mbpsの低速通信になります。
低速モードは128Kbpsに制限されることが多いですが、1Mbpsの低速モードというのはその約5倍の速さ。
つまり、速度制限がかかってもそれほど遅いなと感じることはないと思います。
それでも「エリア外のデータ消費を避けたい!」という方は、“データ高速モード”で通信速度を調節できます。
これは楽天モバイルならでは特徴で、データ高速モードをOFFにするとau回線エリアで高速データを消費することなく使えます。
つまり、エリア外で高速モードをオフにすると1Mbpsで使い放題です。
ただし、Rakuten UN-LIMIT の使用データ通信量としてはカウントされます。
データ利用量はデータ高速モードのON/OFFにかかわらず、追加購入した高速データ容量分を除いた、すべてのご利用分が含まれます。
ちょっとややこしいですが、要は1Mbpsの低速モードの状態でもデータ量は少しずつカウントされて料金も1GB以上になると発生します。
スイッチをOFFにしたからといってデータ量が消費されないわけではないので注意しましょう。
ちなみに楽天回線エリア内は無制限で使えるので、この高速モードON/OFFの切り替えはできません。
パートナーエリア内にいるときは、データ使用量を調節しながら使ってみてもいいですね。
関連:楽天モバイルのテザリングは遅い?パートナー回線で使ってみた感想
田舎でもつながった
私の住んでいる場所は楽天回線のエリア外(パートナーエリア)地域ですが、問題なくつながりました。
スマホやパソコンも通常通り通信できています。
田舎や郊外でも地域によって電波がつながりにくい場所もあるようなので、対応エリアを確認しておきましょう。
公式サイトfa-external-link楽天モバイル
夕方の速度
混雑時間の夕方に速度測定をしてみました。
※楽天回線エリア外なのでau回線
高速モードで、夕方17時前に測定した結果が、9.6Mbpsでした。
この時間帯で何回か測定しましたが、8~11Mbps出ました。
低速度の1Mbpsの10倍あるので、通信環境は比較的良好と言えます。
ただ、アプリや動画のダウンロード、アップロードは重たくて時間がかかるかな、という感覚です。

ちなみにわたしは自宅で楽天ひかりを使っていますが、同じ時間帯で140~170Mbpsでした。
やはりひかり回線は、夕方時間でも超高速で最強ですね。
楽天ひかりは楽天モバイルと契約すると、なんと1年無料です。
固定回線をこれからつなげる予定のある方は、一緒に契約するとお得ですね。
1Mbpsでできること
楽天モバイルはパートナーエリア外で月5GB使うと速度低下します。
しかし最大1Mbpsの速度なので、一般的な速度制限(200~300Kbps)よりも数十倍速い速度になっています。
1Mbps=1,000Kbps
この低速通信で使えることを、わたしの使用感でまとめると以下です。
1Mbpsでできること
・「SNS」➡問題なし
・「テザリング」➡PC、スマホ接続可能
スピードテストで夜20時に測定した結果が、760Kbpsでした。
この時間帯で何回か測定し、700~800Kbps出ました。
(1000kbps=1Mbps)
最大の「1Mbps」まではいきませんでしたが、この速度で十分通信できました。
「動画」・・・画質を落とせば視聴可能
・YouTubeは画質を落とせば問題なし。
・時間帯によっては読み込みが遅いときがある。
・動画視聴に関しては問題なく通信できるが、ダウンロードは時間がかかる。
「SNS」・・・問題なし
・LINE、Twitterは通常通り使える。
・Instagramは時間帯によっては少々読み込みが遅い。
「テザリング」・・・PC、スマホ接続可能
・PCはブラウザの起動が1~3秒遅いときがある。
・スマホは低速モードで2台同時にテザリング可。
※テザリングとは
気になっていた動画視聴などの通信速度も気にならない速度で使えました。
ただ、画像のアップロードや動画のダウンロードには時間がかかります。
ダウンロードしたい場合は、高速通信のときにしておくか、楽天エリアに移動できる場合は移動してアップロードをおすすめします。
通話の電波は?

楽天Linkアプリを使えば、無制限無料で通話できます。
10分間無料などの縛りがないので気軽に電話をしやすくなりますね。
しかし例外もあって、
『20秒ごとに〇円、通話料金が発生します』
などというアナウンスが流れたり、0570から始まる番号などは料金が発生します。
また、アプリ外からの通話も料金が発生するので注意が必要です。
追記:
2021年8月27日より、10分のかけ放題サービスがはじまりました。
1回10分以内の通話が1,100円(税込)でかけ放題です。
心配なら回線の併用がおすすめ
楽天モバイルの通信速度や、エリア外のデータ量(5GB)が気になる方もいると思います。
わたしも正直なところ、田舎で楽天モバイルをメインで使うは不安が残りました。
そこでおすすめなのが回線の併用です。
現在では大手キャリアも1,000円ほどの安いプランを提供しているので、組み合わせて使えば通信品質の心配もありません。
通信費を抑えたいなら楽天モバイル
楽天モバイルはシンプルな料金プランなので、契約するのに1時間、2時間待つ必要はありません。
いつまでも払わなくてもいい費用を払い続けることは負のループになってしまいます。
お試しに使ってみたい人や、通話料を安くしたいという方はチェックしてみてください。
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