賃貸の初期費用ってけっこう高いですよね。わたしも最初に引っ越しをしたときにびっくりしました。
賃貸契約の初期費用は家賃の5~6ヵ月分が相場といわれています。
「ただでさえ引っ越しにお金がかかるのに、なんとか安くしたい……!」
今回の記事はそんな方に向けて、賃貸を安く借りるコツを紹介します。
結論からいうと、初期費用は値下げ交渉で安くなります。
実際にわたしは、初期費用を62,150円節約することができました。
値下げ交渉に自信がないというわたしでも無事にできたので、今回は賃貸を安く借りる方法、値下げ交渉のコツなどを詳しく書いていこうと思います。
賃貸を安く借りる方法
賃貸契約を安く借りるコツは、大きく2つあります。
賃貸を安く借りるコツ
- 2社以上の不動産屋に見積もり
- 初期費用の値下げ交渉
これができれば、賃貸契約にかかる費用をぐっと節約することができます。
「賃貸のことは分からないことだらけで不安だから、不動産屋さんに任せておけば大丈夫!」
と考えているかもしれませんが、不動産屋さんに丸投げでは安く賃貸を借りることはできません。
それどころか、後で不利な契約をさせられたり、本来よりも手数料を高く取られてしまう可能性があります。
引っ越しがはじめてでも初期費用は安くできるので、賃貸契約の知識を身につけていきましょう!
複数社と見積もりをする
「家賃を安くしたい」
「初期費用を抑えたい」
という方は、2社以上の不動産屋に見積もりすることが大切です。
なぜかというと、不動産仲介業者によって敷金礼金の有無、初期費用などが変わってくるからです。
複数社に見積もりをすると初期費用の内訳を確認できて、安い業者はどこか比較ができます。
地味でめんどうな作業ですが、初期費用の交渉の材料にもなりますよ。
わたしは、3社の仲介不動産に相談しました。
そのうちA社は、直接店舗に行かなくても初期費用や手数料など詳細に見積もりを出してくれました。
一方でB社は、見積もりを依頼してもあいまいな返事で、最後まで詳細金額が分かりませんでした。
とくにはじめての引っ越しの場合は、賃貸の相場が全くわからないと思うので、複数社に見積もりをとって比較することが大切です。
メールでやり取りする
不動産とやり取りするときは、電話でなくメールでやり取りすることをおすすめします。
電話番号を教えると、しつこく電話がかかってきてしまうからです。
業者によっては毎日電話がかかってくるので、急いで探す場合以外はメールでやり取りしましょう。
また、電話でなくメールでやり取りする理由は、やり取りの証拠を残すためです。
とくに契約内容については、本来払わなくていい費用を、“特約”や“任意加入”と位置づけて請求してくる場合があります。
たとえば、仲介手数料は、“家主と入居者で合わせて1ヵ月分+消費税”と宅地建築取引業法で規定されています。
つまり、入居者に請求していいのは0.5ヵ月分。
わたしが最初に見積もりをとった不動産は家賃1.5ヵ月分でした。
交渉がめんどうという方は、あらかじめ仲介手数料が安い業者と契約しておくのもよいですね。
UR賃貸住宅:無料
ミニミニ:無料~0.5ヵ月
エイブル:0.5ヵ月
イエッティ:0.5ヵ月
仲介手数料を書面で確認しておくためにも、口頭でなくメールでやりとりしておきましょう。
初期費用の値下げ交渉のコツ【6万以上節約】
お部屋を借りるときには初期費用が必ずかかります。
わたしは見積もり・値下げ交渉をして、初期費用を62,150円節約することができました。
どんな費用がかかるのか、その内訳とわたしが過去に交渉できた項目は以下です。
内訳 | 交渉 | |
敷金 | 大家さんに預ける費用で、おもに部屋の退去時に充てられる 家賃1~2ヵ月分が目安 |
〇 |
礼金 | 大家さんへお礼に支払う謝礼金 | 〇 |
前家賃 | 翌月の家賃 | ー |
仲介手数料 | 物件を仲介している不動産に支払う手数料 上限は家賃1ヵ月分+税 |
〇 |
保証料 | 入居者の家賃を保証する会社への加入費用 | × |
火災保険料 | 火災、自然災害、盗難などの損害を補償する保険料 | 〇 |
鍵交換代 | 前の入居者が使っていた鍵と交換する費用 | △ |
入居安心サービス (24時間サポート) |
部屋でのトラブルに対応してくれるサービス | 〇 |
クリーニング費用 (室内消毒料) |
入居前の部屋のクリーニング費用 | 〇 |
消火剤セット | 消火器代 | 〇 |
こうしてみると、初期費用のほとんどが交渉の余地がありますね。
ほぼゼロにできる項目は、オプションとして「任意加入」するものなので、不要と言えば削れることができます。
もちろん、仲介業者によって外せない費用もあるので、あくまでもお願いする姿勢で値下げ交渉をすることが大切です。
値下げが難しい項目
唯一外せない費用は保証料(保証会社利用料)で、これは保証会社に払う費用のことです。
保証会社は、入居者が万が一家賃が払えなくなったときに立て替えてくれます。
これは大家さんにとっては大きなメリットとなりますし、多くの物件で保証会社利用は必須のため、交渉は難しいです。
保証会社は自由に選ぶことができないため、保証費用を抑えたい場合は相場より10~30%安い保証会社を選ぶとよいです。
□月額保証料:総家賃の1~2%
✔初回保証料が安い保証会社
アプラス:1~3万
エポスカード:1~3万または50%
日本賃貸保証:30~60%
ジェイリース:30~80%
日本セーフティー:40~80%
1.交渉できる費用を知る
ほぼゼロにできる初期費用の項目です。
以下2つはオプション費用なので、交渉して外してもらいました。
ほぼゼロにできる初期費用
- クリーニング費用 17,050円
- 消火剤セット 6,600円
わたしが見積もりしたときは上記の金額を提示されました。これだけで2万近く費用がかかっていますね。
ハウスクリーニングは前の入居者が退去したときにされているはずであり、次の入居者は支払う必要はありません。
内見のときに部屋がキレイであれば、クリーニングはいりませんと丁重に断りましょう。
市販の消臭スプレーをまいているだけ……なんて話も聞いたことがありますが、費用の内容が分からなかったら聞いてみるとよいです。
わたしが某仲介業者にどんなクリーニング内容なのか聞いたところ、「感染症対策の除菌で~」と言われました。
除菌や清掃なら自分でできるし、防虫対策、消火剤もホームセンターなら900円程度で済みます。
もし退去時のクリーニング代であっても、本来それは大家さんが負担するものです。しかし、現在では特約として入居者負担となる場合も多いので、契約するときは重要事項説明書の「特約事項」をよく確認しておきましょう。
2.家賃・敷金・礼金
家賃・敷金・礼金は、新築や人気の物件となると交渉が難しいかもしれません。
SUUMOなどで調べてみると、敷金・礼金なしの物件も多くあるので、最初からそういった物件を探してみてもいいですね。
わたしのときは、見積もりの時点で敷金・礼金ゼロの仲介業者があったのと、仲介業者のキャンペーンで家賃1ヵ月分が無料になりました。
「敷金を割引してくれたら即入居する」「長期間住む予定」など、大家さんのメリットも考えて交渉していくのが大切です。
3.鍵交換代・入居安心サービス
鍵交換代、入居安心サービスは、それぞれ15,000~20,000円ほどかかります。
鍵交換は、自分で鍵屋さんに頼む場合でも1~2万ほどするので、セキュリティ面としても付けておくよいです。
仲介業者によっては、前の入居者と同じもので気にならなければゼロにできる、と言われたので、鍵交換費用をなしにすることは可能した。
安心サポートは賃貸の住宅トラブルに24時間対応してくれるサービス。
利用料を払っているため通常は無料でサービスを受けられますが、作業時間や内容よっては別途費用を負担しなければいけないケースもあります。
安心入居サポート内容の一部は火災保険がカバーされていますし、何かあったときはネットで検索すれば解決できるのがほとんどです。
安心サポートへの加入が任意の場合、不要と感じれば加入する必要はないので丁寧に断りましょう。
4.火災保険料は自分で加入
不動産仲介業者で加入する火災保険は2~3万円かかることが多いです。
火災保険の加入は必須なのですが、じつは保険会社は自分で選んで加入することができます。
賃貸用の火災保険は安ければ1年3,000~5,000円ほどで済みます。
おすすめの火災保険
自分で加入した場合は、仲介業者に証明書を送ります。
わたしは日新火災を契約しました。
日新火災は、鍵の紛失や水漏れなどの24時間無料サポート付きで、自転車事故の賠償などの補償も対象になります。
保険料を細かく比べたいとき、最新の保険内容などは比較サイトを活用してみてください。
最大15社を無料で見積もりできます
まとめ
以上、賃貸契約を安く借りるコツを紹介しました。
賃貸を安く借りるコツ
- 2社以上の不動産屋に見積もり
- 初期費用の値下げ交渉
これができれば、
初期費用の値下げ交渉に成功すれば、賃貸契約にかかる費用をぐっと節約することができます。
わたしも一番安い見積もりの業者を探し、値引き交渉で最初に提示された金額から6万以上安くなりました。
値下げ交渉は、対面・電話のほうがスムーズですが、値下げ交渉に自信がない方はメールでのやり取りでも大丈夫です。
やるとやらないで大きく金額が変わってくるので、引っ越しのときはぜひ試してみてください!
さいごに:不動産会社に行く前に
不動産会社に行く前に賃貸費用が節約する方法があります。
それは、キャッシュバック賃貸を使って賃貸マンション・アパートを探すことです。
ここを経由してお問い合わせすると、お祝い金として最大10万円がもらえます。
祝い金(キャッシュバック)がもらえる条件
キャッシュバック賃貸から問い合わせた不動産に別の物件を紹介されて契約
掲載物件は、SUUMO/アパマンショップ/LIFULL HOME’S/ミニミニ/ハウスメイトなどの大手賃貸探しサイト。
お祝い金がもらえる賃貸情報サイトは他にもありますが、キャッシュバック賃貸は掲載物件数500万件と多めです。
実際にもらえるのは5,000円程度ですが、SUUMOで気になる物件を見つけたときでも、キャッシュバック賃貸に同じ物件情報が掲載されていることがあるのでぜひ活用してみてください。