パスポートを作りたいけど、住所登録地以外の住所に住んでいる
パスポートの居所申請(きょしょしんせい)は、住民登録している都道府県以外でパスポート(旅券)を申請できる制度です。
わたしは今回、この居所申請でパスポートを取得しました。
この記事では、居所申請に必要な書類や、申請理由など、やり方をまとめておこうと思います。
居所申請とは
「居所申請」(きょしょしんせい)とは、一時的に住民登録地から遠くに住んでいる場合や、住民票を現住所に移していない場合などでも、ある程度継続して居住している方でもパスポート申請をすることができる制度です。
たとえば、海外から一時帰国する方、出張者や季節労働者、学生や生徒などのケースで申請することができます。
わたしの場合は、住民票のある県から離れた県に移住していたので、この居所申請を利用することにしました。
パスポートの新規取得は一部地域でオンライン申請ができますが、未対応の地域の方はこの居所申請をチェックしてみてください。
fa-file-textオンライン申請可能な自治体(一部地域)
青森県、宮城県、茨城県、埼玉県、千葉県、富山県、大阪府、京都府、和歌山県、鳥取県、徳島県、香川県、高知県、熊本県、大分県、沖縄県
詳しくは各自治体のHPをご確認ください。
※2023年7月時点
必要な書類
居所申請の場合、通常の必要な書類に加えて、追加で以下を提出します。
- 一般旅券発給申請書
⇒パスポートセンターで入手またはWebからダウンロード - 戸籍謄本
⇒全部事項証明書 - 証明写真
⇒3.5×4.5cm※撮影から6ヵ月以内追加書類 - 居所申請申出書
⇒パスポートセンターで入手またはWebからダウンロード - 住民票の写し
⇒本人のみ(申請日から6ヵ月以内に発行されたもの、マイナンバーの記載なし) - 居所を証明できるもの
賃貸契約書、公共料金請求書(住所記載のもの)、在籍証明書など
わたしはWebからダウンロードできるものは印刷し、記入してからパスポートセンターに行きました。
窓口は時間帯によっては混んでいるため、あらかじめ用意できるものは準備しておくのがおすすめです。
【受取日数】
申請から約6~9日以降
※自治体によって異なります
【新規/切替申請の手数料】
10年…16,000円
5年…11,000円
※収入印紙を含む
※18歳以上
コンビニで印刷できる
必要書類のうち、「戸籍謄本」「証明写真」「住民票の写し」はマイナンバーカードを使ってコンビニで印刷できます。
全国どこのコンビニ(マルチコピー機対応)で印刷できますし、時間帯に縛られずにいつでも行けるのが嬉しいポイントです。※料金は市区町村によって異なります
わたしはマイナンバーカードを使って、証明写真のプリントもしました。
戸籍謄本:300円
住民票の写し:150円
証明写真:300円
計750円
わざわざ窓口に取りに行ったり、郵送してもらったりする必要がないので便利ですね。
コンビニから印刷の場合、窓口よりも割引になる自治体もあり、少しお得に書類を取得できます。
証明写真の撮影や印刷方法は以下を参考にしてみてください。
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居所申請理由(例)
居所申請には理由を記入する欄がありますが、どのように書けばいいか分からないですよね。
そこで、各自治体の公式サイトに載っていた、居所申請の理由の例をまとめてみました。
仕事で移住している場合などです。
(株)〇○会社で長期で単身赴任しており、現住所のある青森県においてパスポート申請することが困難なため
長期出張で埼玉県内のホテルに滞在しており、現住所のある青森県においてパスポート申請することが困難なため
住民票を移しておらず、通学している場合などです。
大学に通学するために埼玉県に移住しており、実家のある福岡県に帰省してパスポート申請することが困難なため
住民票に記載されている住所が居所から遠距離(○○県△△市)にあり、申請に行くことが困難なため
基本的には、現居所になぜ滞在しているのか~+困難なためを書けば大丈夫です。
分からなければパスポートセンターに問い合わせてみると、事前に必要な書類も丁寧に教えてくれますよ。
パスポート申請は手軽にできる
パスポートの居所申請を利用すれば、住民票登録地以外からでも手軽に申請できます。
また、受け取り際も、居所申請を行ったパスポートセンターで受け取ることができました。
パスポートは申請時と受け取り時、2回窓口に行く必要があるため、こうような居所申請やオンライン申請などを積極的に利用していくとよいですね。