『仕事おわりの至福の一杯』。
毎日飲んでいる方や、お酒が大好きな人にはたまらんですね。わたしもビールやウイスキーが好きで毎日晩酌していました。
しかし断捨離し始めたことがきっかけで、お酒を飲む習慣もやめてみようかな、と思ったのです。
もともとやめるつもりはなかったですが、その後も飲まない日が増え、かれこれ2年以上もほぼお酒なしで生活できました。
お酒を飲む回数が減れば、健康体に近づくのはもちろん、お金の節約にだってなります。
この記事では、わたしがお酒を飲む習慣をやめた理由や、その効果を書いていきます。
ミニマリストがお酒を飲む習慣をやめたきっかけ
わたしがお酒を飲む習慣をやめたのは「ストックが無くなったから」です。
実は、お酒をやめようと思ってやめたわけではなく、単に冷蔵庫のお酒が切れたからでした。
また、アメリカやヨーロッパでは、「ソーバーキュリアス(Sober Curious)」といって、お酒は飲めるけど、あえて飲まないことを選択するライフスタイルが増えてきているそうです。
そうった時代の変化に乗っかって、アルコール離れするのもアリと思えますね。
冷蔵庫にあるのが当たり前だったお酒。
しかしいざ切れたとき、思考停止で買い足すのではなく、「お酒も断捨離できるんじゃないか」とわたしは考えました。
最初は少し戸惑いもありましたが、これが案外と続きました。
毎日飲んでいたお酒をすっぱりやめることができて自分でも驚きです。
お酒を毎回買い出しに行くのがめんどう、というのもありました。
冷蔵庫からなくなったら補充し、ストックがなくなりそうだったら当たり前のように買いに行く。普段の何気ないルーティンを“なんとなく”こなしていたんです。
しかし、車を断捨離してから買い物に行く頻度が激減し、重たいお酒を毎回買うのもめんどうだなと思ったのも、飲む習慣をやめたきっかけです。
お酒を飲む習慣をやめてよかったこと、効果、メリット
ルーティンがひとつ無くなる
「仕事から帰ってお酒をたしなむ」というルーティンを手放すことができました。
ひとつの動作が減っただけで、その分を料理や読書など、他に充てることができます。
冷蔵庫を開ける手間、ストックを確認する手間もなくなりますね。
節約できる
当たり前ですが、お酒を買わなくなればその分家計の節約ができ、毎月1万円以上浮きました。
わたしは毎日、ビールかストゼロ1本飲んでいました。
1日120円だと計算すると、月に3,600円。
それに加え、ワインかウィスキーを週1~2本あけるので、自宅で飲むだけで月に1万以上使っていました。
さらに飲みに行くと一回5,000円は使います。
年間で計算すると、月1で飲みに行くにしても、飲み代は6万以上にもなります。
この数万円の酒代がまるまる無くなります。
わたしは全く飲まないわけではなく、飲まない月もありますが、だいたい月0~2回は飲んでいます。
それでも酒代が減ったので、家計は大きく楽になりました。
しかし家計を気にして、「お金を節約したいから、まずは酒代を見直そう!」と考えるのはちょっと危険です。
「節約」を目的としたお酒を減らし方はよくありません。
余計にストレスがかかってしまうからです。
無理に減らして幸福感が減れば、それは“いい節約”ではありません。
どちらかというと、「健康のため」を目的としたお酒の減らし方のほうがよいかもしれません。
だるさが無くなる
飲みすぎてしまったときのだるさが無くなりました。
飲んでいないので、頭がスッキリしている状態が続きます。
また、飲む量も完全に減りました。
以前は500ml飲んでも足りなかったし、飲み放題で酔っ払ったこともなかったです。
しかし今では350mlの半量で十分。
ジョッキ一杯でほろ酔いしてしまうほどになりました。
正直なところ、半分嬉しくて半分悲しい気分です。
時間が増える
酔っていない分、頭が冴えている時間も増えます。
わたしは飲んだ後にテレビやSNSを見たり、だらだらと過ごすのが好きでした。
そういった無駄な時間が減り、夕飯をとった後も趣味の読書やブログを書いたりできます。
お酒を飲む習慣をやめるコツ
お酒を飲む習慣をやめるコツを3つ紹介します。
1.なんとなく飲む日を減らす
“なんとなく飲む”日を減らすことがコツです。無駄飲みしている可能性があるからです。
わたしも毎日なんとなく飲んでいました。
飲みたいとき以外も習慣的に飲んでいたかもしれません。
完全にすっぱりやめるのではなく、無駄に飲む日を減らしていくことを意識することをおすすめします。
2.置き換える
お酒をノンアルコール にしてみたり、炭酸水だけにしてみたりする方法も有効です。
お酒が飲みたいな、と思うときは単に刺激がほしいだけかもしれません。
わたしはたまにお酒代わりにレモン水や炭酸水を飲みますが、お酒じゃなくてもなぜか満足感を感じるのでおすすめです。
3.お酒を飲む理由を考える
お酒をなぜ飲むのかを考えると良いです。
自分の癒しのためか。
付き合いのためか。
はたまた、“なんとなく”だからか。
わたしの場合は、「お酒が好き」「なんとなく」「飲むのが習慣だから」でした。
飲むのはやっぱり楽しいです。
毎日の晩酌のために仕事をしているようなものでした。
しかし、その当たり前の習慣(ある意味依存)がばったり無くなったいま、生活にゆとりができます。
わたしはお酒を飲む習慣を辞めた今でも、お酒は好きです。
あってもいいし、なくてもいい。
毎日飲むものだ、といった常識がぶっ飛んだので、ストックが切れても不安に思うことはありませんでした。
お酒がなくてはならない、という自分の常識を一度見直してみると良いです。
さいごに:お酒依存の解決方法
お酒を完全に絶つのではなく、「習慣を断つ」。
こうすることでモノも減らせるし、生活のゆとりが増えました。
わたしは『毎日飲むことが当たり前』を断捨離できて良かったです。
完全に飲まなくていい体質になるのも時間の問題な気がしてなりません。
お酒はなぜやめるべきかが理解できると、今のお酒の習慣を見直すことができます。
「そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本」は、まさに禁酒を考えている方にぴったりな良書です。
この本を読むと、一人ではできないお酒をやめる判断が冷静にできるようになります。
お酒の依存の原因や、重症度、解決策と、順序立てて解説されているのでおススメです。