
予定日から1週間経っても陣痛も破水もなく、誘発分娩で入院することになりました。
初産なのに、卵巣捻転も経験して誘発か...と不安でいっぱいでしたが、無事元気な赤ちゃんを出産することができ、支えてくれた旦那くんや産院の方に感謝でいっぱいです。
この体験談を予定日超過を気にされている方の参考になればと思い、出産レポートをブログにまとめたいと思います。
予定日超過のメンタル
予定日を過ぎても陣痛がこないし、破水もない。
入院前の診察では子宮口1cmで、お腹の強い張りも、ない。
37週以降の正期産からは運動や陣痛が来るストレッチを積極的にしていましたが、何も変化なく予定を過ぎてしまいました。
先生や助産師さんは「ママのお腹の中の居心地が良いんだね」「出てくるタイミングは赤ちゃん次第だから(予定日超過でも)心配ないよ」と優しく接してくれますが、それでも少し不安になってしまいます。
できれば自然なお産を迎えたかったのですが、こればかりはしかたない。あんまり焦らずいこうと思いました。
経産婦でも誘発はあることだし、妊娠中に運動やヨガをしていても予定日は過ぎてしまうことはあるようなので、他人と比較せず、自分と赤ちゃんのペースでという心構えが大切です。
誘発分娩の計画・スケジュール
わたしは入院日から5日目で出産、お産の退院までの日数を合わせると11日間入院していました。
【入院初日】
錠剤(PGE2)服用、子宮口1cm
【2日目】
バルーン処置
【3日目】
促進剤(点滴)、破水、子宮口3cm
【4日目】
促進剤継続、子宮口3cm
【5日目】
促進剤継続、お昼頃出産!
【6~11日】
お産入院
【12日目午前中】
退院
促進剤による陣痛はまじで辛く、このお産は心身共かなり憔悴しました…。
しかし、本当に無事元気に生まれてきてくれて喜びと安心と感謝でいっぱいです。
初日は投薬
朝8時半から入院受付。
陣痛室に案内され、診察で誘発分娩の説明を受けました。
流れとしては、薬→バルーン→点滴という順序で勧めていくそうです。
初日は飲み薬を1時間置きに1錠1回×6。
まだ子宮口が1cmなんで、経過をみて柔らかくする?薬のようです。
そして基本的に24時間NSTモニターをつけたまま、お腹の張りを観察します。
時間のあるときは院内をウォーキング、ストレッチしたりしましたが、陣痛の気配もなくこの日は終了。
この飲み薬だけで陣痛が来る人も当然いるそうですが、私はちっとも来ず、ごはんも食べれるし、バリバリ元気でした。
2日目バルーン
朝の内診で、まだ子宮口1cmなのでバルーン処置。
入れるときはキューッとして痛かったですが、その後は痛みはなく慣れるまで違和感。
トイレやお風呂で取れることなく、この日も院内ウォーキング、ストレッチをしました。
湯船OKだったので、入ってリラックスしたら陣痛来るかなと思いましたが、そのまま夜になり、以前体調も安定したままです。
3日目で促進剤
バルーンをとって子宮口3cmまで広がりましたが、まだまだお産にはつながらないのでいよいよ促進剤(点滴)です。
点滴は少しずつ量を多くしていき、まだ大きなお腹の張りは感じなかったですが、点滴開始から約2時間後くらいに破水しました。
あったかい羊水がちょろちょろ流れてきて、急いで大きめのナプキンに交換。
その後は少しずつお腹の張りが増えてき、3分に1回くらいのペースで話せないくらい痛くなってきました。
1回の痛みは強いけれど感覚はまだ短く、内診してもらったら子宮口もまだ3cmとかわらず、夕方まで点滴を続けました。
点滴をとった後、痛みの強さは減りましたが、相変わらず3~5分に1回に痛みの波が来ます。
モニターで張りを確認しながら痛くならない体勢をとったり、痛みが収まったときにトイレに行ったりしましたが、夜中はほぼ寝れませんでした。
4日目も促進剤継続
夜はベッドに横になると陣痛で辛く、わたしの場合は座っていたほうが多少マシだったのですが、ずっと椅子に座っていたので足がパンパンにむくみました。
一般的には出産後に子宮の収縮で足がむくむそうですが、陣痛の痛さで歩けない、横になれないで既に足パンパン。
まだ子宮3cmと変わらずだったので、この日も点滴です。
誘発分娩でこの日が一番辛かったです。
促進剤による陣痛は相変わらず辛くて、ごはんやゼリーなんかも食べれず、食事の匂いだけでキラキラしてしまいました。
この日はほぼ何も食べていなく、陣痛も辛くて動けない、体力もメンタルも限界に近かったです。
破水から24時間経ったので抗生剤追加、食事ができないので栄養剤の点滴を追加、促進剤点滴を早めに終わらせてもらって、夜は痛み止めの点滴をしてもらいました。
5日目
痛み止めのおかげで夜は少し寝れましたが、陣痛は微弱ながらも続いていました。
陣痛の痛さとも向き合えるくらいの余裕はできて、また10時頃から点滴を始めます。
子宮口は5cmくらいで「今日の夕方くらいには...。」と先生や助産師さんと話しました。
もう丸1日食べてないし、陣痛は辛いし、足もいまだにパンパンで痛くて、いろいろ限界。
破水も何回か続いていて、お昼くらいにトイレに行こうとナースコール(点滴中のため)をしたところ、「先に内診してみようか」とのことで診てもらったら、結構奥まで内診グリグリでめっちゃ痛かったです。
そのとき子宮口6cm以上、「もうお産いけるかもね!」と言われ、すぐさま4、5人の助産師さんが駆け付け、あっという間に分娩室に移動に。
それからは早くて、30分もかからないくらいで出産できました。
予定日から12日後のお昼頃、3000g越えの赤ちゃんを無事出産…!!
予定日超過でも
振り返ってみると、促進剤の陣痛はまじでえぐかった。
卵巣捻転の痛さよりも、開腹切開よりも、促進剤による陣痛は個人的には辛かったです。
ちなみに、母子手帳に記入される陣痛時間は促進剤中の陣痛は含まれません。
実際は48時間以上痛かったけれど、どこからか本陣痛なのかカウントしづらく、わたしの場合は7時間弱と記載されました。
出産後は余韻もなく、すぐに授乳・沐浴・検診など赤ちゃんのお世話に入ります。
慌ただしさで休む間もない11日間の入院生活でしたが、貴重な経験ができて良かったと思いました。